理論の復習を怠らない
これまで、リンパの正体とその役割、健康や癌との関係、由来や研究史など、様々な理論的知識を学習してきました。こうした理論的知識は覚えるだけでも一苦労かもしれませんが、学べば学ぶほど、施術に応用を利かすこともできますし、施術することへの自信や患者からの信頼を得ることにもつながります。
ですから、復習を充実させ、机上の知識で終わらせないよう実践を通して理論を自分のものにしていくことが大切です。
実践動画学習前の心得
Lesson6からはこれまで学んできた理論的知識の実証となる施術の実践的知識を身につけていきます。まずは、体中のリンパの中で最も重要な鎖骨のリンパの施術から始めます。鎖骨のリンパを施術することで、他のリンパの流れを促進し、リンパ&セラピーの効果を最大限に引き出すことができるからです。
続けて、仰向けの状態での施術、うつ伏せの状態での施術に分けて、身体全体にアプローチしていきます。最後に「顔・体の側面・腹部」のセルフケアを学び、リンパの流れが滞ることで発生するむくみや肩こりなどに対して、自宅でケアできる手法を習得していきます。
頭で覚えるだけでは難しいと感じる場合には実際に家族や友人に体験してもらいながら進めると良いでしょう。
たとえば「力加減は問題ないか?」「リンパが流れている実感を持ってもらえているか?」など実践を通して学ぶことで知識を体で覚えることができ、さらに技術の向上にもつながります。
また、このとき大切なのが、ただ動画通りに施術するのではなく、理論編で学習した知識を説明しながら施術したり、Lesson5-3で学習した基本的な手技などを忠実に実践することで効果的かつ体系的に理論と実践を身につけていくことができます。